美術館の「野の花遊歩道」 に先日歌人Yさんからナデシコの苗を贈り物で植えてもらいました。高原の冬がまもなく始まるのですが、Yさんから
「山の上の今宵の雨は寒かろと植ゑしばかりの苗案じをり」「枯草のべべ着せたれどナデシコを植ゑし大地の土の冷たさ」の短歌が送られて来ました。ちょっと心配になり返歌を俳句で、
「いとけなきナデシコ赤児やや案じ」「枯れ草のべべは寒きとむずかりて」「湯たんぽはカイロはどこだの親ごころ」「高原の白き雪たち遠慮せよ」「木枯らしの吹き抜く冬や短かかれ」
しかし、長年の経験のあるYさんは落ち着いて
「ナデシコは子だくさんにて大きい子小さい子もみなすくすく青し」「よき花を咲かするためにはこつありて雨の日肥料ひと粒を置く」「神佛風に預けしちさき苗春には山染めピンクに咲かむ」との励ましをもらいました。来年にはきっと華麗な花が咲いているでしょう。(撮影:串山&岡本 編集:岡本)
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